ンさんからの電話

昨日、マレー屋さん(馬来風光美食)に行ったら、定休日じゃないのにもう閉まっている。まだ21時過ぎなのに(いつもは23時くらいまでやっている)。
一応電話してみた。留守電……そっか、早じまいだったのか、とあきらめて帰宅。

今日の午後、なんとンさんから電話がかかってきた。
知らない番号が着信履歴に残っていたので気になったのかな。
「定休日じゃないはずなのにな、と思って一応電話してみた」と伝える。「お客さんが少なかったのと、向かいの店が休みだったので一人じゃ怖いから」なんてとこだったらしい。

電話で話しているうちに、そういえば名乗ったことないので「あ、○○です」と言っても通じないんだ……なんてことに気づく。
誰だかわからないんじゃ気になるだろうと、いろいろとディテール(最近坊主頭にした……とか、コンビニで会ったことあるよね……とか)を説明したら、彼女が一言。
「あ、ナシルマ!」
ハムの人じゃないけど、僕はナシルマの人だったらしい。

それにしてもこないだのフジテレビの人たち([food] テレビ屋)。
さんざん悪態をつかせてもらったけど、例えば椎名誠もエッセイで「テレビの連中はどうも好きになれない。男も女もなんだかへんなやつが多い」と書いていたように、テレビ屋のああいった傲慢さや無礼さに、そういう印象を持つ人は少なくないはずだ。
個人的な経験でも、ローリングストーンズのライブで「ベロT姿をビデオで撮らせてくれ」と頼まれたとき、そのADとおぼしきテレビ屋は番組名も自分の名も名乗らなかったし(こちらから尋ねたら「タモリ倶楽部」だった)、映画のプレミア試写で、出てきた素人をつかまえて「じゃあサイコーだったってことで、『サイコー』と一声!」なんて言ってる連中も、多分名乗ったりなんかしてないんだろう。
ライトをピカーッとあてられて、身がすくんじゃった時の気持ちっていうのは、なんとも言葉にしにくいけれど、テレビのご威光にすくんでるわけじゃない、ってあたりをテレビ屋諸君には考えて欲しいと思う。まあ無理だろうけど。

だからといって、テレビ局関係者のことをみんなそうだと言うつもりはない。実際、テレビマンというと思い浮かぶ顔もあるわけで……あ、でも酒飲んでるときに居合わせたテレビ屋で、ケンカをしたことがないのは彼だけのような気がする。
彼にはずいぶんやさしくしてもらってるのかもしれない、なんて今さら思う。感謝!