海辺のエンディング
また、奈々子ちゃんのはてな「Feel Pink, Find Seven」からの話題。
上げられていた二本の映画のうち、指輪物語は見ていないので([movie] 剣と魔法とお姫さま)わからないのだけれど、「ショーシャンクの空に」の方はたしかに“海エンディング”としては秀逸なものの一つだと思う(細かく書くとネタバレになるのでこのへんにしておくけど)。
でも、SFの人類終焉とか、破滅へのカウントダウンっていうニュアンスとはまたちょっと違うよね。
「人智の及ばない物のごく身近な出現形」っていうのが海だとしたら、いろんな使い方ができるのかな、って気もする。
あと、なんとなく感じるのは、波打ち際で波が繰り返し寄せてくる情景っていうのには、一つの救いみたいな機能があるのかな、なんてこと。
例えば「花と蛇」で静子(杉本彩)がラストシーンに海辺に立ってたら、ちょっと救いがあるのかな、みたいな感じだと思う(もちろんあの映画はああやって静子を突き落としちゃうところが徹底的にSMなんだけど)。
小林まことがネタにつまると、見開きとかの大コマで「その時、海では……カモメが飛んでいた……」とやっちゃう。っていうのがあったなあ。
全然違うんだけど、海、海……とか考えてたらそんなのを思い出した。