モデル体型

仕事でビッグサイトのモーターショーに。
東京モーターショー東京オートサロンのような大規模なショーだと、一般開催の前に招待日が一日用意されているのだけれど、マイナーなショーということでそのワクは午前中だけしかなく、午後からは一般客が入ってきてしまう……ということで早めに仕事を終わらせたいのだけれど、午前中はどのブースも総じてヤル気がなく、スタッフもキャンギャルもまばらにしかいない。
というわけで、しかたなく小さなカメラで大砲を抱えたカメラ小僧たちと一緒に写真を撮ることになる。
でも、プロ根性というのはたいしたもんで、巨大な一眼レフを構えているカメラ小僧よりも、プレスパスをぶら下げた素人カメラマンの方に目線をくれたりするんだからさすが。

いわゆる「レースクイーン」とか「キャンギャル」という人たちは、事務所に所属していることが普通なので、会場にもマネージャーっぽい人たちがうろうろしている。
ところが……それとわかるくらいに雰囲気の悪い「マネージャー」たちも結構見かける。たいていダークスーツに、スーツ姿には不釣り合いなだらしない茶髪やジャラジャラのピアス。
このへんの事務所になると、109やアルタの前でスカウトしているようなところも多くなってくる。
つまり、今日はキャンギャルかもしれなくても、明日(昨日かもしれないけど)は(AVの)企画モデル、なんて人もいるってことだ。舞台“裏”なんてものは、往々にしてそういうものかもしれないんだけれど……。


仕事が片づいたら都営バスで新木場、有楽町線でマリオンまで。
普段は「やっぱり“きれいなお姉さん”が多いなあ」とか思う銀座だけれど、今日は「巨大な人(PC的言い換え)ばっかりじゃん!」なんて思ってしまうのだから目の慣れっていうのは恐ろしい。

そして家で写真をチェックしながら、彼女たちの細さにあきれてしまうわけです。
こんなに細い人間もいるんだなあ……と、驚くというか、はっきりいってちょっと気持ち悪かった。
スポーツ選手の体型が特化した異形であるように、彼女たちもまた異形の人たちなんだろう。
噂には聞いていたガムテープでの“寄せ上げ”は……思いっきり不自然だったなぁ。

そういえば、六本木のキャバクラで席についてくれた女の子とオートサロンでバッタリ会ったことがあったのを思い出した。