他者紹介のリアリティー

「ガイジンの子供」「原チャリにF1のエンジン」「理屈っぽい」「コワモテ」「エロスの人」

全部僕のことらしい。


SNSmixiに参加してしばらくたった。
mixiでは、「マイミクシィからの紹介文」という形で、自分の友人・知人の書いてくれた「他者紹介」がアップされるという機能がある。
そこで僕はガイジンとか原チャリと呼ばれている、というわけだ。

不思議なのはどれもこれも的確だったり、言い得て妙だったりすること。
例に挙げたものだけではなく、他にも何人かが書いてくれているけれど、そんなにつきあいの長くない人もいれば、一度しか会ったことのない人もいたりする。なのにこのスイートスポットにぶち当たった感覚は何なんだ? とか思う。

このへんがバーチャルベースの関係性の功罪両面というか、良きにしけ悪しきにつけ、なんてところなんだろうか。リアルワールドで長くつきあっていても、よほどの機会がなければ面と向かってラジカルなことを言えるものじゃないような気がする。

とにかく、僕はそうしていろんな人にいろいろ言ってもらえたことがうれしかった。
バーチャルな関係性というと、それこそ「出会い系」だとか「心中サイト」みたいな暗黒面ばかりが取り上げられることが多いけれど、中にはポジティブなところもあるんだよなと、ちょっとした希望くらいは持てそうな気がする。

他者紹介を書いてくれた全ての人に、この場を借りて感謝を!

じゃあ自分は「他者紹介」でどんなことを書いているのかというと「ネタに逃げてる」というのが正直なところだったりする。
逃げてるというか、そういったシャープなことが本当に書けないのだから、なんとも情けない。
とうの昔にレトリック・ジャンキーになってしまった僕には、もうありのままを見る目や、表現する言葉が無くなってしまっているのかもしれない。
あるいは、リアリティにばかりかまけていたせいで、リアルを形にすることができなくなってしまったんだろうか。だとしたら、そんなのは人間として奇形なのかもしれないけれど。