駆け込み結婚指輪奇譚

俳優でアーティストの高橋克典(39)が16日、日独ハーフのモデル・中西ハンナさん(24)と電撃入籍、午後には東京都渋谷区の母校・青山学院大礼拝堂で挙式した。(略) 挙式後の会見ではいきなり結婚指輪を外し「今は(芸能人の)高橋克典ですから」とモテ男キャラを崩そうとはしなかった。クールを装いながらも「結婚指輪を買ってないことに昨日気づいて慌てて買いました。カルティエです!」とちょっと抜けているところも。「婚約指輪は今日買って、式の直前に渡しましたハリー・ウィンストンです!!」―デイリースポーツ

朝のワイドショーが高橋克典が土曜日に結婚したことをベタに流していた。このクラスの芸能人の冠婚葬祭というと、やっぱりヒマネタなんだろうか。

指輪の用意を忘れていたというけれど、今日の今日でドンピシャリの品物があるコンビニみたいなカルティエハリーウィンストンがこの世にあるとは驚いた。
マリッジリングはある種のマスプロだからカルティエでも「たまたま」サイズがあったのかもしれない。
そして、ハリーウィンストンでも「たまたま」気に入った商品があって、「たまたま」サイズもぴったりだったのかもしれない。
それだけ「たまたま」のラッキーが重なって結婚式を迎えられたとしたら、好事魔多しというから色々なことに注意した方がいいかも……。

そうでなければ、ティファニーのシルバーのように7号から十何号まで在庫があって、しかもサイズ直しができるような、石にもデザインにも細工にも凝ってないハリーウィンストンの指輪があったんだろう。
それでハリーウィンストン
……ひっくり返してみたら「八りーウイソス卜ソ」って刻印でもあるんじゃないだろうか。
なんていうのは底意地が悪すぎるにしても、嘘(だったとして)ついてまでそういう間抜けなコメントをするメリットなんてあるんだろうか。

以下邪推。
「挙式後の会見ではいきなり結婚指輪を外し(上記・デイリースポーツ)」
と書いてあるけれど、映像で見た限りカコミ取材を受けたときには既に指輪は外されていた。
つまり「今は(芸能人の)高橋克典ですから」というのは単なる言い訳のはず。
本当にカルティエハリーウィンストンに「注文」はしたけれど、商品は届いてないんじゃないか?
昨日だ一昨日だなんてタイミングで買いにいって、本国取り寄せになったら一週間やそこらじゃ届かないもの。
でも、間に合わなかったとは……言えないもんね。


knoyさんのはてなに以前の恋人と、その自殺未遂スキャンダルのことが書いてあった。
初耳だったけれど、自殺未遂が本当だったとして、そのフォローのために海外旅行にまで引っぱっていかれたのだとしたら、踏んだり蹴ったりだよなぁ。


自殺未遂というと、中森明菜の自殺未遂後の記者会見を録画した未編集のテープを見たことがある。VHSに落としてはあるけれど、素材そのままで未編集のものだ。

中森明菜が出てくる、ライトとフラッシュの光の海。ゆっくりとした動作の彼女が金屏風の前の席につく。
クローズアップ、無言、無言、無言。聞こえるのは地鳴りのように響くカメラのシャッター音だけ。
まだ無言、無言、無言。

オンエアでもその沈黙部分は長めに編集していたけれど、もし全ての沈黙をそのままオンエアしていたとしたら?
与える印象はずいぶん違ったんじゃないだろうか。
どう変わったかは、わからないにしても、

でも、自殺未遂はともかく、交際発覚! とかってだけで写真週刊誌に撮られちゃったり、記者会見しなきゃいけなくなるんだから、芸能人っていうのは大変だよね。
しかも「前の彼女の方がかわいかったんじゃない?」とか全国各地で好き放題言われちゃうわけですよ。

えーっと……お疲れさまです。