民度が高くて低い国、アメリカ
アメリカでこんなサイトが人気を集めているらしい。
「Sorry Everybody」というこのサイト、大統領選挙の結果について、世界の人々に対して引け目や負い目を感じているアメリカ人が、謝罪メッセージを手にした自分のスナップ写真をアップさせている写真掲示板だ。
こういった自虐というかウィットというか、こういったジョークを形にできるあたりに、アメリカという国と国民の天真爛漫なユーモアや、心意気みたいなものを感じたような気がした。
でも、あの選挙結果については……アメリカ国民の大半は「戦争屋」との蜜月を望んだ、というふうにしか受け取れないことに変わりは無い。
サル大統領を選んだ国、という事実(偏見でもなんでもないところが悲しい)は、多くの他者に対してアメリカとアメリカ人を見る目に対する変化やあきらめを付け加えてしまったことだろう。
そんなに戦争がしたいの? どうしてあんなに値上がりしているガソリン代にアメリカ人は我慢してるの?
わからない。全く、わからない。
まあもっとも、あの国は戦争を求心力にしていろんなことを「上手に」処理してきたことは、過去の歴史が証明してるわけで、だからこそ、大東亜戦争のヒール役をやらされてしまった日本は、イラク戦争の太鼓持ちになって軍隊なんか出すことはなかったのに。
他人の戦争に首をつっこんでいる日本が、イラクで火事場泥棒のように思われてしまったとしてもしかたないだろう。
アメリカが戦争をしたがるなら、一人でやらせておけばいい。いつまでも、一人でやらせておけばいいのに。
ベトナム戦争はどうにか「ディア・ハンター」や「地獄の黙示録」、「プラトーン」を産み出すところまでたどりつけたけれど、イラク戦争でもそういう歴史は作られるのだろうか?
アメリカという国が、この戦争を乗り切って、それから後もかつてのような国であり続けるなら……あるいはそうなるのかもしれないけれど。
「私たちは努力しました。そしてこれからもそれを続けます」とか「信じてください、フロリダの半分はバカではありません」「善良な方のテキサス人から謝罪します」なんて真面目なメッセージが大半。
でも、笑っちゃったのはコレ。