キッコロとモリゾー

名古屋日帰り出張。
いつのまにか駅前に巨大なビックカメラができていた。
初代のセルシオが駅のロータリーに路上廃車されてるのはなんとも名古屋。


それにしても街中いたるところにキッコロモリゾー
どうやら愛知県では本気で愛知博を大成功させるつもりらしい。ヒルトンホテルのスタッフまでラペルにキッコロモリゾーだもんなぁ。

他所ものから見たら、箱モノ行政的に名古屋オリンピックの帳尻を合わせたような気もするし、岸田秀的な分析をすれば、オリンピック誘致戦争に破れたトラウマの解消のための代償行為なんじゃないか? なんて気もしなくはない(そして、準備と開幕だけで満足してしまって、後から回ってくるツケのことなんて誰も考えてないような気がするあたりも、まさに岸田秀的構図なんだけど)


あと、ひさしぶりの再訪でやっぱり驚いたのが、街中でのラブホテルの存在感の大きさ。
街道筋には大きなビルのようなホテルがバンバン建ってるし、看板だってものすごくたくさんある。
この分だと、名古屋から東京に来た人には東京にはラブホテルが無いと思われるかもしれない(ってくらいに普通の生活圏に山盛りラブホテルがある)
だって、例えば新宿から杉並までの幹線道路にはラブホテルは……ああまでたくさんは無いと思う。少なくとも建設の認可が下りないだろう(名古屋は新しい建物のホテルがたくさんあった)


そして、村上春樹が以前週刊朝日の連載でやっていた「日本ラブホテル・ネーミング大賞」なんて名前の企画に、今さら応募したくなるような名前もまたたくさんあった。

「セラミック」 瀬戸市にあるかららしい。
「離雑踏」 リゾート、と読む。小さな子供たちが遠足にくるような大きな公園の真正面に大きなビルでドーン! ……やっぱり名古屋はすごいところだ。

駅の雑踏で、名古屋はまだまだルーズソックスなんだなぁ、とか思ってたら、紺のハイソックスと二極分化してるのか? なんて印象も。
まあどっちにしても流行サイクルが伝わるスピードを感じた、なんてところ。

でも東京にしたって、「着ぐるみ」が流行してることになってるのだから(恐ろしいことにセンター街には本当にいる)、こっちのほうがよっぽど田舎くさいと思うけれど。