クラッシュ

朝一番で銀行に行ったら、駐車場で車をあて逃げされた。右前フェンダーがぽこんと凹んでしまっている。
自分で交換したとしても1万円はかかるなあ……と、なんとも憂鬱な朝がスタートした。花粉症も始まっちゃったし、涙々の朝。ああっ!

傷がまた増えてしまったこの車。ただでさえ古いのでいろんなトラブルがちょくちょくおこる。
これは古さとは直接関係ないにしても、ここのところの寒さでどうもバッテリーが弱ってしまった。インジケーターが「要充電」サインになっている。
電装屋さんに充電してもらおうと思ったけれど、近所では見かけたことがない。
古いバッテリーの回収をしているようなところなら、いろいろ相談にものってくれるかな、なんて下心で「バッテリー+リサイクル+東京」なんてキーワードでネット検索してみる。
で、見つけたのがココ「電気屋さんの書きなぐり!!」。しばらく本来の目的を忘れて読みふける。

この会社に、ころあいを見て電話してみた。
さすがその道のプロ、適格な答えが即座に返ってくる(修理工場のメカニック氏に同じことを聞いたときには、おおまかなことしかわからなかった。まあ畑違いなんだからしょうがない)。
結局、充電不足というよりはバッテリーの寿命のようだ。車検までだましだまし使うことにするか……。
せっかく電装屋さんに電話したのだから、前から気になっていたミッションをリバースに入れた時や、リアワイパーの作動でオーディオにノイズが混ざるのはなぜ? という質問もしてみる。
これまた経年劣化で、新品の時には大丈夫だったところからノイズが混ざるようになってしまっているようだ。電源をとる場所を変えたりして対応できるらしい。
そこでハッ! と思い出したのが、さっきのHPに書いてあった

> 電気屋さんの中には電話で問合せに答えると1件につきいくらと請求するお店もあるそうだが・・・これは理論的には正しい・・・(略)弁護士のように“相談料、何分いくら”という料金制度にした〜〜い!!

……というところ。

「実は検索エンジンであのページを見つけて、それで電話をしたのだけれど、まさに“ああいう状態”になってしまってごめんなさい」とあわててあやまる(充電はたのむつもりだった、にしても)。
途端、電話口のむこうで大笑いされる。「このくらいだったら全然かまわないですよ」
よかった……エアコンやオーディオのトラブルは今度からここに相談にのってもらおう。ETCやナビも欲しいけれど、多分修理の方にばっかり「予算」がとられちゃいそうだなあ(優先交換順位トップのスターターモーター、リビルド品でも二万円はする)。
これでやっと、車そのものと電装系の信頼できる業者を近所で確保できたことになる。修理しながら乗らないといけないような車だと、とてもじゃないけどディーラーと量販店での買い物だけでは維持が難しい。
世の中の自動車オーナーのほとんどはディーラーにおまかせでメンテをしているわけだけど、よくそれで大丈夫だよなあ……でも、車検の度に新車に買い替えるような使い方ならそれで充分なんだよね。
貧乏だと、面倒も多いってことか。

自爆でフロントをグッシャリやっちゃったときに、解体屋でフェンダーやドアを買ってきて、家の前で自分で交換していたら、警察に通報されちゃったことがあった。
どうやら盗難車をそれとわからないように外装を取り替えてるとでも思われたらしい。
我が家の周辺、犯罪発生率をサーモグラフィーみたいに色分けしている警視庁のハザードマップでは真っ赤だったところだし(最近はずいぶん色が薄くなったけど)、隣の家には空き巣、反対側のタウンハウスでは捕り物……みたいに環境よすぎるからなあ。