リーク? 情報操作?

0211(火)*1の山梨行きは、じつは今日オンエアになった二時間ドラマのロケ。野次馬根性でエキストラに出かけてきた。

内容的には、しきりに宣伝していたように「新事実」も折り込まれていたけれど、ニセ情報も混ぜられているあたりはちょっとした情報操作って気がした。そのへんも含めてのリークみたいなもの、ってことなんだろう。もちろん、そんなのは今に始まったことじゃないんだけど。

日本テレビは警察関係の内通者(というか、かなり上の方の情報源)から入ってくることもある一方で、その分批判的なことが言いにくそうだ。このドラマにしても、金曜日の判決に向けて夜のニュース番組でやってるシリーズ特集にしても、ちょっとヨイショ気味で、当然されるべき批判が出てこなかったりする。
多分、今週の週刊新潮週刊文春あたりの方が、切り込んだ記事を載せてるだろう。


さて、撮影現場はやっぱり面白かった。
エキストラは二回目の経験なんだけど、前回の「平成ウルトラセブン」にくらべたら、あきらかに予算が違う。人も機材も圧倒的に多い。

現場でのスタッフのやり取りを見ていると、脚本どおりに撮影するためにカメラマンの指示でセットが組み換えられることもあったし、逆に絵作りが優先されて脚本が変えられた場面もあった。
「なるほど望遠で撮ってたのはこういう理由か」とか「クレーンっていうのは大袈裟なだけじゃないんだな」みたいなことを、肌で実感できた。
カメラマンの「仕事」、っていうのは実はたくさんあるんだな、と、これからは映画の味方がちょっと変わりそうな気がした。

そして、映画を語るときに「カメラワークが……」とか「手持ちのカメラが……」みたいなことを観客がどうこう言ってどうするんだ? なんてこともつくづく思った。
映画は感性だけじゃ作れないだろうし、たしかに画面設計は大事なんだろう。でも、だからといって、作品そのものは画面構成のロジカルを見るものなんかじゃないだろう。

観客の「プロ」としては、半可通ぶった技術論なんて言わないで、どう楽しませてもらったのかを素直に考えたいな、なんて思わされた。

ステディカムくらい使えよなぁ」なんて知ったようなこと言ってた自分が恥ずかしいな、なんて話です。

……で、0.2秒くらいうつってました。ジョグダイヤルをクリクリしないと見つけられなかったけど。