突発性個人的食中毒

以下、グロ系の話なので、これから食事の方、食事をしたばかりの方は止めといた方がいいです、ゴメンナサイ。










まだ暗かったから朝の3時過ぎくらいだと思う。

何か楽しい夢を見ていたようだ。とにかく楽しい気分だったことだけは覚えている。
ところが、せっかく気分良くすごしているのに、突然吐き気が襲ってくる。
「どうしてこんなときに」とか思いながらガマンしているのだけれど、だんだん違和感がこみ上げてくる。何かおかしいぞ……決定打は、胃液の逆流してきたリアルな酸っぱさ。
「吐き気は夢じゃないんだ!」

あわててトイレに駆け込むと、徹底的に消化された晩ご飯がどんどん逆流してくる。

何かおかしい。昨晩はそんなに飲んでないし、それに、飲み過ぎで戻したときには未消化の物がどんどん出てくる(飲んだ後におまんじゅうを食べたら、戻したときに口の中いっぱいにアンコの味が広がったこともあった)でも、今回はかなり強烈に消化されていて、胃液ごとどんどん逆流してくる感じだ。

多分……寿司ネタの青柳にあたってしまったんだろう。
とても新鮮だったので、いわゆる食中毒という感じはしない。多分「個人的突発性食中毒(初出・椎名誠)」みたいな感じだったんだろう。
先日来胃潰瘍が軽くぶりかえしているから、それが影響したのかもしれない。

もっと下に下がる前に体の外に出したからか、熱が出たりとかはしなかったけれど、ぐったりして何もすることができないくらいにだるい。
夜になって気づいたら、小さな肉まんの他は激薄のカフェオレを何杯か飲んだだけだった。
まだしばらくおとなしくしていよう。

ノドと胃が激しく痛むのは、どうも急激で過剰な嘔吐をしたせいらしい。胃の痛みも、胃潰瘍とは全く違う。
戻しているときは、それこそ口から胃が飛び出るんじゃないかって思いだったから、きっとそのへんに関係があるんだろう……筋肉痛、みたいなものか?

ノド、それから食道と胃のつなぎ目のあたりをさすりながら、「カエルは間違ってハチを飲んでしまったら……胃袋ごと吐き出すカエルのトリビアを思い出した。

というわけで、今さら「満へぇ」